2014年06月10日

この時期の咳に、気をつけて。

おはようございます。今日は、晴れ間も、ありそうで、気持ちの良い朝ですね。

さて、最近、また、咳が長引く方が、増えてきてますので、お知らせします。

長引く咳の原因は、さまざまですが、この時期、注意して欲しいのは、夏型過敏性肺炎ですね。

なんだか聞きなれない病気ですが、最近増えてまして、男性より女性の発症が多い病気です。

なぜか?というと、この病気は、夏型カビ肺炎とも言われて、家の中に潜むトリコスポロンという、カビが、原因となっています。つまり家にいる時間の長い女性の発症が多くわけなんです。

症状としては、乾いた咳、だるさ、微熱、息苦しいさ、などなど。 寝込み程ではないので、なんとなく見逃してしまう場合があり危険ですね。

悪化すると、死亡にもいたる可能性がある怖い病気です。

風邪かな?夏バテかな?梅雨疲れかな? と自己判断は、禁物ですので、気になる方は、早めに受診をお勧めします。

カビが原因の、アレルギー性の肺炎の為、急に発症する場合もあります。梅雨時期から、初秋に限って症状が出る方は、特にご注意ください。

えっ?我が家には、カビなんてないわ? と思っている方も、水周りには、この時期、繁殖力が強いカビがたくさん生息していますね。

枕や、タオルケット、クッション、ぬいぐるみなども、カビが出やすい所です。

カビと共に、ダニアレルギーも増えてくる時期です。

夏型過敏性肺炎は、近所に、海、川、沼がある家は、注意!ですので、船橋は、あてはまりますね。

古い木造住宅や、マンションの3階までにお住まいの方も、ご注意ください。

梅雨の晴れ間を有効に。今日は、窓を開けて、換気をよくして、枕なども、天日干しをお勧めいたします。


咳で、お悩みの方は、お気軽にご相談ください。


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posted by staff at 09:36| 呼吸器科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする